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EDになってしまう原因 3 [EDの原因]

■ EDになってしまう原因 3

年齢的原因や精神的要因によって、引き起こされることの多いのでEDです。一般的にも、その2つのことが原因と考えられてます。

しかし、勃起を起こす手順が思いのほか複雑であるために、思わぬことが、勃起を妨げてしまうケースがあります。その一つが「薬」。特定の薬の影響によって、うまく勃たたなくなることがあるのです。

これを「薬剤性 ED」と呼びます。

なにかの疾患治療で内服している薬が原因で引き起こされるのが「薬剤性 ED」。薬の副作用が原因で起きてしまうEDのことです。年齢的にはまだ若い世代にもかかわらず、抗うつ薬・向精神薬・睡眠薬を服用している。高血圧をおさえる降圧剤を服用している。こうしたことに該当する人がEDなのであれば、薬剤性EDの疑いがあります。

ではどのような薬が薬剤性EDになりやすいのでしょうか?

これについてはカンタンで、日本性機能学会が監修する【ED 診療ガイドライン】には、「ED を引き起こす可能性のある薬剤」として掲載されています。分類的には、降圧剤・抗うつ剤・抗精神病剤・睡眠剤・抗潰瘍剤などです。

■ ED を引き起こす可能性のある薬剤 例

降圧剤
 サイアザイド系利尿剤・ループ利尿剤・K 保持性利尿剤
 中枢交感神経抑制剤・末梢性交感神経抑制剤・血管拡張剤
 α 遮断剤・αβ 遮断剤・β 遮断剤・Ca 拮抗剤・ACE 阻害剤
 アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤

抗うつ剤
 三環系抗うつ剤・SSRI

抗精神病剤
 フェノチアジン系・スルピリドなど

抗てんかん剤
 イミノスチルベン系

睡眠剤
 パルピツール酸系

抗潰瘍剤
 H2 受容体拮抗剤・抗ドパミン剤・スルピリド

抗男性ホルモン剤

抗アンドロゲン剤
 LH-RH アナログ

脂質異常症治療剤
 スタチン系
 フィブラート系


特に多いのは抗うつ薬や向精神薬ですが、EDの副作用があることを、添付文書に明記されていないのがほとんどです。そのために、精神科・心療内科で処方を受ける際にも、EDの副作用を教える医師が少ないようです。うつ病などの精神疾患は、精神的に弱っているので、性行為を試みる人は少ないものです。生活上、たいした問題にならないと、医師が思い込んでいるのなら勘違いもはなはだしいと思います。

「薬剤性 ED」は薬の成分が原因なので、服用している薬剤を変更してもらうだけで、EDが改善に向かう人もいます。該当する病気や処方薬を確かめて、医師に相談する価値は十分にあります。

「薬剤性 ED」で恐いのは、症状を悪化させてしまうこと。

EDガイドラインにも書かれているのですが、多くのうつ病患者は、薬剤性ED のことを知りません。そのため、EDも心の病だと思い込んでしまい、病状をより悪化させてしまう危険があるのです。

あなたや、あなたのパートナーがEDであれば、飲んでいる薬の種類を、もう一度調べてみてください。かからなくてもよい病気で心を悩ますほど、ばかばかしいものはありませんので。


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